まず作る、それから勉強すればいい

これからクリエイターを目指す方 たち、勉強中の方 の中に、「どうにも勉強がはかどらない」、「技術が身につかない」という方もいるでしょう。 今回は媛野の体験に基づいた不調打破の方法をまとめました。参考になれば幸いです。

媛野が使用している制作技術には、次のようなものがあります。

  • イラスト
  • グラフィックデザイン
  • Webサイトデザイン
  • フロントエンドコーディング
  • バックエンドコーディング
キーボード

どれもこれも、まず作ろう 

技術を学ぶときに、座学中心になっていませんか? 本とにらめっこして詰んでいるなら、一旦本を閉じましょう。そしてWebブラウザとPhotoshopなりテキストエディタを開いてください。制作をしましょう。

分からない状態で大丈夫です。Web上にたくさん上がっている情報をもとに、小さな制作物を作ります。それぞれの分野の制作例は以下の通りです。

  • イラスト:キャラクター全身、もしくは静物(建物など)
  • グラフィックデザイン:名刺、飲食店のメニュー、Webバナーデザイン
  • Webサイトデザイン:1ページに収まるくらいの比較的定番のページ
  • フロントエンドコーディング:定型的な1ページサイト
  • バックエンドコーディング:カレンダー、電卓、小さなゲーム(すごろく、ルーレット、スロット)

技術分野として大別すると、創作、デザイン、プログラミングに分類することができます(かなり大雑把な分け方です)。これらの学習位立ちはだかる壁を乗り越えるにはどうしたらいいか、例を見ていきます。

分からないのに作るところに意味がある

いざ制作を始めると、まずあちこちでつまずきます。さっぱりわからずとん挫します。そんなときこそインターネットで疑問点を検索してください。このアクションで次のような学び効果が得られます。

  • 自分が何を理解していないか明確になる
  • インターネットでの検索技術が上がる
  • インターネット上の情報の取捨選択ができるようになる


このとき、 自分が理解できていないことを明文化できる人とできない人がいます。明文化できる人は、どんなキーワードで検索すればいいかが分かります。しかし明文化できない人は、検索ワードを精査するところからトレーニングが始まります。今は検索のノウハウまでインターネット上に出ています。うまく活用して上手に調べものができるのうになりましょう。調べものができるということは、知識の増加につながります。

インターネット上の情報は、真偽が不確かです。検索してたどり着いた情報が必ずしも正解とは限りません。いくつかの検索結果を試してみて、一番いいものを見つけ出せるようになりましょう。試行錯誤することで情報の精査の力が付きます。得た情報は、自分のブログにまとめておきましょう。自分のメモ帳だと思って記録していいです。このように試行錯誤のログを残すことで、得た知識を頭に定着させ、次に制作でつまづいたときにリファレンスとして見ることができます。私もメモ用ブログをひとつ持っています。

何となく出来上がった制作物を「プロダクト」と比較する

時に涙目になりながらも形にした制作物を、プロが作った類似製品と比較してみましょう。制作物に足りない機能や効果が見えてきます。そこを補う、改善するにはどうしたらいいかをじっくり考えてください。インターネットを検索したり、類似製品の機能から対応を考え、メモブログに記録しておきます。そして制作物の改修のストラテジーを立てます。

  • 具体的に何が悪いのか、不足しているのか
  • それを埋めるために必要な技術は何か
  • 自分にその技術があるか
  • 技術がある人は、改修計画を立てて実行に移す
  • 技術がない人は足りない部分の最低限の知識だけでも入手する
  • 技術がない人は、少ない知識のまま改修に取り組む

制作、疑問点の対策を考える、解決策をまとめる、制作する、制作物を評価する、改善点を明らかにする。クリエイターはプロでもアマチュアでもこのフローを延々と繰り返します。技術は日進月歩です。その変化に対応できないと、クリエイター業界に身を置くことは難しいです。

学習の場は業務外でしっかり時間を取るべき

「必要に迫られればやる、できるようになる」とよく言われています。確かにそういったこともありますが、それだけだとやがて悲劇が生まれるかもしれません。仕事ではタスクの完遂は必須です。それゆえに皆必死で作り上げようとします。この必死の制作が未熟なクリエイターを苦しめます。こんなことが制作現場では見られます。

  • 結局制作物が作れなかった
  • ひたすらスピードが求められるので、自分が持った疑問点や、解決策をまとめることができない
  • 一度納品してしまったら改善のしようがない

では、業務中と自習をどのように切り分けたらいいでしょうか。

まず業務中に行う対策から見ていきます。

  • 消化できなかった疑問は、メモブログにすぐに記録する
  • 検索しかけたのであれば、閲覧先も記録する
  • 誰かから助言、解決策を貰ったのであれば、それも記録する

次に自習で何をするかを見ていきます。

  • メモブログの情報を見返して、課題とそこにある疑問点を明らかにする
  • 疑問を解決するにあたり、情報収集が必要であれば行う
  • 実際に手を動かして課題を解決に導く

ポイントは二つだけです。まずは業務中に生じた疑問、課題の痕跡を忘れないように記録する――状況証拠を集めます。人間は忙しくなると忘れっぽくなります。何が疑問か分からなければ対策も立てられません。次に、自習時間をしっかりとります。ひよっこクリエイターは職場にはいれば目が回るほど忙しいことが多いです。職場で吸収できる知識にも限界があります。ですので、何にも邪魔されずに学習に集中できる時間を確保してください。そして存分に問題と向き合ってください。

インプットとアウトプット、そして手を動かし続けるのがクリエイター

クリエイター業界はシビアです。技術もトレンドも移り変わりが早く、常に情報収集と勉強が必要です。クリエイターとしてがんばる、という方は、最低以下は心にとめておいた方がいいでしょう

  • 情報収集と学習の時間の確保
  • 問題解決力の向上
  • 鋼の心臓
  • とにかく作る、制作する

しっかり学んで、制作のゴールにたどりつけるようになりましょう。自分がどの規模の制作にどれくらいの時間がかかるかということを把握しておくと、見積りがしやすくなります。

クリエイターは勉強も仕事も作ってなんぼ。作って分からないことがあったら、また座学に戻りましょう。その過程を常にわくわくしながら行えるようになれば、クリエイターとしてデビューする日は近いです。

Aoi Himeno

2Dグラフィック・Webクリエイター/イラストレーターの媛野葵です。 Aoi Himeno - Illustrator/2D graphic and Web Creator. SOHOであるPlant Hagalazは生活を豊かにするWebサイト、名刺やショップカード、それに使用するイラストやグラフィック、文章の制作を中心に、全国的に制作を承っております。 Contactからお気軽にお問い合わせください。

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